こんにちは、阿部です。

「オウンドメディア」を構築したいというご相談をいただくことが増えています。
自社Webサイトを中心に据えたWebマーケティング活動を行う上では当然なんですが、「インバウンドマーケティング」という言葉もバズワード的に飛び交っていますので、その影響もあるでしょう。
今回は、オウンドメディアが重視されている理由と、オウンドメディアを構築する上で考慮すべき要素(機能、拡張性など)をまとめてみました。
オウンドメディア制作/開発/運用の際にご参考いただければうれしいです。


■オウンドメディアが重視されている理由:インバウンドマーケティング時代が来た。

インバウンドマーケティングとは、広告出稿に頼るのではなく、消費者の自発的な探す行動に合わせて見つけてもらうマーケティング手法のことを指します。

検索エンジン対策やソーシャルメディアを活用した情報発信により「お客さんからアプローチしてもらいやすくする」ことが特徴で、「ソーシャルメディアの浸透による消費者行動の変化」や「広告コストの高まり」と共に注目度が増しています。

検索エンジン対策やソーシャルメディアを活用した情報発信を行うことは、①ターゲットが魅力と感じるコンテンツを用意し、②流入数を最大化する施策を行うことを意味します。
流入後には、③見込顧客化して最終的な購入(コンバージョン)に繋げるための策を講じ、④マーケティングの効果を測定し、ターゲットに対して最適な施策となるようにチューニングし続けなければいけないのです。

○インバウンドマーケティングとは?


■オウンドメディアを運営する上で必要な4つの要素

オウンドメディアを運用する上であったほうが良い(ほとんど必須)機能をインバウンドマーケティングのステップと共に考えてみます。
全てが1つのシステム(CMSなど)に含まれている必要はありませんので、外部サービスなどを利用するのも視野に入れましょう。

①ターゲットが魅力と感じるコンテンツを用意するための機能
●コンテンツ更新機能(ブログ機能)
 ・htmlの知識がなくても更新できる機能
 ・スマートフォンなどモバイル端末からの更新機能
●コンテンツ公開管理しやすい機能
 ・公開承認機能、公開予約機能
●複数人でのサイト管理機能
 ・広報力のあるw)ゲストライターなど外部スタッフも参加しやすい機能があるといい。

②流入数を最大化するための機能
●ソーシャルメディア連携機能
 ・ソーシャルボタン
 ・顧客ネットワークを生かした情報拡散
●閲覧環境への最適化機能(スマートフォン対応など)
●SEO内部対策チューニング機能
 ・metaデータ、タイトル、見出しなどの最適アドバイスなど。
●SEO外部リンク計測機能
●SEO順位計測機能

③見込顧客化して最終的な購入(コンバージョン)に繋げるため機能
●会員登録機能
 ・会員機能
 ・ソーシャルログイン機能
●メールマガジン配信機能
 ・配信先の最適化機能があるといい。
●リマインド機能
 ・自動的にリマーケティングしてくれる機能があると楽です。
●CRM連携機能
 ・SalesForce、Synergyなど
●コンテンツの最適配信機能
 ・レコメンドエンジンなど
④マーケティング効果を測定する機能
●アクセス解析
●ABテスト実施機能
●コンバージョン計測
 ・コンバージョンポイントは複数設定できることが望ましい。
●ソーシャルデータ取得機能

■できればあったほうがいいこと2つのポイント

①システム拡張性
効果測定後に機能改善することを考えると、ページや機能をなるべく柔軟に行えるようにしましょう。
また、将来実装する可能性がある機能は想定しておき、プラットフォームの選定基準の1つとしておくとよいです。

②インフルエンサー/ライターとのネットワーク
コンテンツを用意しても訪問されなければ意味はありません。
また、どんなにマーケティング施策が充実していても、ソーシャル拡散性に乏しいコンテンツであったり、魅力がないコンテンツであればオウンドメディアの効果は望めません。
運用時に困ったときのためにインフルエンサー/ライターの方とのネットワークは重要です。


以上、参考になりましたでしょうか。
他にもこれは必要だろ!という内容があれば教えていただければ幸いです。
求めるオウンドメディア構築の際には、目的に合ったサービスやプラットフォームを選定することをオススメします。
オウンドメディア構築でお困りの際は、SREへお気軽にご相談ください。
サイト企画からデザイン、サイト制作、コンテンツ更新サポート(ライター確保など)まで対応させていただきます!
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